新しいシンセサイザーの秘伝「ウェーブテーブルシンセ」
- 2015/02/24
- 06:40



近年、SN-S(FA-06、JD-Xi、Integra-7)、JUNO-106 Model Expansion、NordLead A1など
シンプルで扱いやすく目的のサウンドを作れる
シンセが増えてきました。
さて今回は現在の流行である
ウェーブテーブルシンセに関して使い方の説明かつ
音作りの秘訣を書いていこうと思います。
解説には視覚的に分かりやすいSERUMを主に使います。
☆ウェーブテーブルシンセとは一体何なのか?
・広義のウェーブテーブル
広義にはオーディオシンセの事です。
つまるところPCM(pulse code modulation)、
パルス符号変調の事を指しています。
さっぱり分かりませんね。
しかし、そこからグラフィカルに見てみましょう。
この話は理系の大学でやる音の標本化の話と一緒です。
デジタル信号を使い、本来の電気式の音の波形を
表したいとしたらどうすればいいでしょう?
デジタルは0と1で2進数を表現できます。
2進数を表現できれば、10進数もその組み合わせで
表現できるとなります。
(意味不明な人は理系あるいは文理融合系の大学に入学してださい)
そうなると数字を使いその段階を
時間軸に沿って、並べてみたらどうでしょう?
1,2,3,4,5,6,7,8とそんな数で
音の振幅を表現できます。
じゃあデータどおりにとりあえずサイン波というものから。
描いてみましょう。グラフにです。

おおー!これは紛れも無くサイン波形じゃないか!!
という事になります。
(サイン波ってなんだよという人は高校の三角関数を
やり直してくださいsinθというあれです。)
つまりこの時間軸上の数値のテーブルを
ウェーブルテーブルと呼ぶわけです。
つまりオーディオシンセのワンサイクルの「波形」です
納得できたでしょうか?
注: 時にこの方式は軽量なソフトシンセのオシレーターに使われたりもします。そのほうが軽いからです。
しかしゴリゴリCPUパワーを食うようなソフトシンセのオシレーターは、
もっと別の方法できちんとSAWやPLUSE、SIN波形などをきちんと生成しています。
(とりあえずSinθとやるとSin波形になるのはわかりますよね? Roland FA-06などは単にOSの上にソフトシンセやシーケンサーが走っているというハードシンセです。)
・狭義のウェーブテーブル
今度はいわゆるWaldorfに代表される
狭義のウェーブテーブルについてです。

そうこれです。これだよ!という話です。
先の話で、オーディオシンセのワンサイクルの「波形」は
分かりました。
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